小学生の留学は、必ず成功するとは限りません。
反対に、マイナスの経験になる事も多々あります。そういう子供達もたくさん見てきました。
一週間程度の留学なら、辛くても耐えている内に帰国となるので問題ないと思います。ただ、その場合、もう2度と行かないと言われる可能性もありますね。もう少し耐えてたら楽しい事もあったかもしれません、耐えて終わる留学になってしまう訳なので。
一か月以上の留学となると、ホームシックを乗り越えて楽しむ子供達がいる一方、本当に鬱状態になってしまう子供達もいます。留学センターも、留学エージェントも、ホストファミリーも、学校のカウンセラーも、みんな揃って、「すぐに慣れるから大丈夫。最初はみんなホームシックになります。今は親御さんは連絡を取らずに子供に頑張らせてください。すぐに慣れます。」と言うでしょう。笑
それは、確かに事実です。子供の順応性は驚くほど高いので、いつの間にか馴染んで楽しんでいる事も多いです。ただ、留学エージェントのホームページにあるように、「日本に帰りたくなかった!来年も絶対行きたい!」的なコメントばかりが並んでいるのを鵜呑みにするのは危険です。留学もビジネスなので。笑
一人で留学させる場合、ホームステイであれボーディングスクールであれ、周りのサポートが重要です。寮だからサポートが厚いとは言えないですし、ホームステイだから雑な扱いを受けてしまう、とも限りません。
なかなかいないですが、親御さんが不安になった時にお子さんを見に行ってくれる、頼んだらホストファミリー、寮母に毎回電話してくれるエージェントがいいですね。私は、留学中は親と連絡を取ると寂しくなるから携帯は取り上げる、という方針には反対です。もちろん、お子さんの性格によってはその方がいい場合も多いのですが、それは親御さんが判断して決める事だと思っています。
できれば、ホストファミリー、学校の先生、寮母さんに様子を聞く際に、親御さんも一緒に電話に参加させてくれたらベストです。エージェントは通訳をすればいいのであって、代わりに聞いて伝える、では口調や感情が伝わりません。エージェントの方の都合良い取り方で伝えられてしまいます。
お子さんの留学が成功するように、留学中も続けて軌道修正していく事は大切です。そのためのエージェントです。